WordPressサイトのハッキング復旧・改ざん対策ならWordPress救急隊へ

「サイトが真っ白になった」「知らない英語のページに書き換えられている」「Googleで“安全ではありません”と表示された」──。
こうしたトラブルの多くは、ハッキングやマルウェア感染による被害です。
WordPressは世界で最も利用されているCMSである一方、攻撃の標的にもなりやすいシステムです。
本ページでは、実際の被害事例とその原因、そして被害を未然に防ぐための具体的なハッキング対策をわかりやすく解説します。
万が一、すでに被害が発生している場合も、慌てずにWordPress救急隊へご相談ください。専門スタッフが迅速に復旧対応いたします。

報道で誤解されがちなハッキング被害の現実

「情報流出」「サイバー攻撃」「謝罪会見」──。
毎日のように報じられるこれらのニュースを見て、中小企業の経営者ほど顔を青ざめさせます
「もし自社が同じことになったら」と想像して、不安になるのも当然です。

けれど、KADOKAWAやアサヒ飲料、ヨドバシホールディングスなどが被害に遭ったような
ランサムウェア型(身代金要求型)のハッキングは、社内ネットワーク全体を狙う大規模攻撃であり、
一般的なレンタルサーバー上のWordPressサイトとは構造がまったく異なります。

中小企業や個人事業のサイトで起きるハッキングの多くは、「踏み台型」──つまり、あなたのサイトを利用して別の不正行為を行うタイプです。
ファイルを改ざんされ、訪問者が海外の広告ページや詐欺サイトにリダイレクトされるなど、
被害の中心は「情報漏洩」ではなく「信用失墜」です。

だからこそ、恐れるよりもまず、正しい知識と対策を持つことが大切です。
ハッキングは特別な企業だけの問題ではなく、適切に備えれば防げるリスクです。

ハッキング被害に遭わぬために

ハッキング被害の多くは、日常的な管理と基本的な設定を怠ったことが原因で発生します。
以下の対策を実践することで、被害を未然に防ぐことができます。

ユーザー名・パスワードの管理
推測されにくい複雑なパスワードを設定し、同一IDやパスワードの使い回しは避けましょう。

二段階認証・ログイン試行制限
不正ログインを防ぐため、二段階認証やログイン試行回数の制限を設定します。

PHPのバージョンアップ
古いPHPは脆弱性の温床です。レンタルサーバーの管理画面から最新安定版へ更新しましょう。

WordPress本体・プラグインの更新
脆弱性を狙われないよう、常に最新版に保ちます。更新前にはバックアップを取ることも忘れずに。

バックアップの取得
定期的に自動バックアップを設定し、万一の際に即復旧できる環境を整えましょう。

セキュリティプラグインの導入
SiteGuard WP Plugin や Wordfence などを導入し、不正アクセスを検知・遮断します。

サイトのSSL化
URLを「https://」で始まる常時SSL化に設定し、通信を暗号化します。

WAF設定
レンタルサーバーの管理画面からWAF(Web Application Firewall)を有効にし、外部攻撃をブロックします。

出所不明のテーマ・プラグインを使わない
非公式サイトや割れテーマなどはマルウェアが混入している場合があります。必ず公式配布元から入手しましょう。

管理者権限の使い分け
投稿や更新作業は編集者権限で行い、管理者権限は必要なときのみ使用します。

こうした基本的な対策を行うだけでも、ハッキング被害のリスクは大幅に減少します。
定期的なメンテナンスと意識づけが、最も確実なセキュリティ対策です。

なんだか難しそうに思えるかもしれませんが、ご安心ください。
WordPress救急隊では、ハッキングを未然に防ぐための簡易セキュリティ対策プランをご用意しています。
1サイト 20,000円~※サイトのボリュームによって異なりますで、以下の内容を実施します(まずはお気軽にどうぞ)。

マルウェアスキャン

WordPress本体・プラグイン・PHPのバージョンアップ

バックアップ設定(自動化)

セキュリティプラグイン導入(ログイン制限・二段階認証初期設定など)

「まずは最低限の対策をしたい」「被害が出る前に備えたい」という方に最適なプランです。
より詳細な診断・復旧・再発防止も別途対応しております。

TEL:050-3092-1700
365日年中無休(9:00〜21:00)

お問い合わせフォームはこちら

そして、万が一ハッキングにあわれた場合は

ハッキング被害は、どれだけ対策をしていても完全には防げるものではありません。
問題は「攻撃を受けたこと」ではなく、「その後どう対応するか」です。
まずは落ち着いて、次の点を確認してください。

1. サイトの管理形態を把握する

被害対応で最初に重要なのは、「そのサイトを誰が管理しているか」です。
自社でWordPressやサーバーを管理しているのか、それとも制作会社に任せているのか。
どちらなのかによって対応のスピードも方法も大きく変わります。

特に、制作を依頼した知人や外部業者と連絡が取れないケースは非常に多く、
FTP情報やサーバーのコントロールパネルに入るためのログイン情報がわからない状態では、
原因調査も復旧も手をつけることができません。
まずは、どこに契約しているサーバーか、ログインできる情報が手元にあるかを確認しましょう。

2. 同一サーバー内の他サイトも確認する

1サイトだけでなく、同じサーバー内に複数サイトを運営している場合は要注意です。
WordPressは同一環境内でファイルが共有される構造のため、
一部だけ修復しても他のサイトから再感染することがよくあります。

現場では、結局「いたちごっこ」になってしまうことが少なくありません。
理想的には同一サーバー上の全サイトを点検・修復する必要がありますが、
それが難しい場合は、メインサイトだけでも別サーバーで単体運用するのが現実的な解決策です。

3. 被害の原因と「思い当たる節」

「なぜハッキングされたのか」を正確に突き止めるには時間がかかります。
ただし、実務経験上、内部犯行や嫌がらせによるケースはごくわずかです。
多くは、WordPressやプラグインを長期間更新していなかったことによる脆弱性の放置が原因です。

「思い当たる節はない」という場合でも、
裏を返せば“サイトを放置していた”ケースがほとんど。
WordPressの更新通知を無視していたり、サーバーのPHPバージョンが古いままというだけで
攻撃対象になることもあります。

4. 焦らず、正しい手順で対応する

感染や改ざんが疑われた場合は、まずアクセスを遮断して拡散を防ぐことが最優先です。
その上で、次の流れを意識しましょう。

・感染・改ざん箇所の確認

・バックアップの有無確認

・サーバー会社やドメイン業者への連絡

・マルウェア駆除・再発防止の依頼

WordPress救急隊では、これらの工程をワンストップで代行し、
感染原因の調査・駆除・復旧・再発防止までを一貫対応します。

5. 初動が早ければ、復旧も早い

被害を放置するとGoogle検索で「安全ではありません」と警告表示が出たり、
レンタルサーバー側からアカウント停止措置を受ける場合もあります。

一方で、初動が早ければ1〜2日で復旧可能なケースも多いです。
まずは落ち着いて、状況を整理し、可能な範囲で情報を集めてください。
ログイン情報がなくても、状況を伝えていただければWordPress救急隊が順を追ってサポートします。

WordPressハッキング被害の復旧・駆除対応について

サイトがハッキングや改ざん、マルウェア感染の被害を受けてしまっても、あきらめる必要はありません。
WordPress救急隊では、感染原因の特定からマルウェア駆除、復旧、再発防止までをワンストップで対応します。

1. 現状確認とヒアリング

URL・サーバー情報・発生状況を確認し、被害の範囲を特定します。
ログイン情報が分からない場合でもご相談ください。

2. マルウェアスキャン

感染ファイルをスキャン・駆除し、外部リダイレクトやスパムコードを完全に除去します。

3. WordPress復旧・再設定

破損ファイルの修復、テーマ・プラグインの再設定、動作確認まで行います。

4. 再発防止・納品

更新・セキュリティプラグイン設定、バックアップ導入、WAF強化などを行い納品します。

ハッキング復旧・マルウェア駆除一式

1サイト 30,000円(税別)〜

※感染状況・サーバー構成により変動。調査無料。

TEL 050-3092-1700
365日年中無休 9:00〜21:00

よくあるご質問

ハッキングされたサイトをそのまま放置するとどうなりますか?
放置は最も危険です。感染ファイルが増殖し、Googleから「安全でないサイト」と警告表示されることがあります。さらに、他のサイトへマルウェアを拡散してしまうと、サーバーごと停止されるケースもあります。検索結果から削除されることもあるため、早急な対応が必要です。
復旧にはどれくらいの期間がかかりますか?
被害の規模によりますが、軽度な改ざんであれば1〜2日程度で復旧可能です。感染ファイルが多い場合や、再構築を伴う場合は3〜5日を目安としてください。初動調査は最短当日対応も可能です。
サーバーやログイン情報が分からない場合はどうすればいいですか?
ドメイン管理会社やレンタルサーバー会社を調査し、再発行手続きをサポートします。第三者に管理を任せていた方からのご相談も多数対応しています。
バックアップがない場合でも復旧できますか?
可能です。感染前のデータが残っていない場合でも、サーバー上の一部データから再構築することができます。完全復旧は難しくとも、主要ページの再生・再構築は十分可能です。
費用はいくらかかりますか?
サイトの構成と感染状況によりますが、概算で50,000円〜となります。事前に無料調査を行い、作業内容と見積りを提示します。不明瞭な追加料金は一切ありません。
今後の再発を防ぐにはどうすればいいですか?
WordPressやプラグインの更新、ログイン情報の見直し、WAF・SSL設定が効果的です。再発防止を前提とした保守プランもご用意しています。
他のサイトも同じサーバーで運用しています。影響はありますか?
あります。同一サーバー内に複数サイトを設置している場合、感染は隣接ディレクトリにも拡散します。最低限、復旧サイトは別サーバーで単独運用するのが安全です。
自社管理と制作会社管理では対応が変わりますか?
変わります。自社管理なら即時対応可能ですが、制作会社管理の場合は権限や契約状況の確認が必要です。その際は代理連絡を含めて対応します。
ハッキングの原因を特定できますか?
可能な範囲で解析します。ログや感染コードから侵入経路を推定しますが、実務上は復旧と防御を優先します。
個人ブログや小規模サイトでも対応してもらえますか?
もちろん対応します。WordPressを使用しているすべてのサイトが対象です。
キーロガーってなんですか?
キーロガーとは、入力したパスワードやクレジットカード情報を盗み取る不正プログラムです。感染すると外部に情報が送信され、不正アクセスの原因になります。
WAFとはなんですか?
WAF(Web Application Firewall)は、Webアプリケーションへの攻撃を防ぐ仕組みです。フォーム送信やログイン時の通信を監視し、不正なリクエストを遮断します。
クロスサイトスクリプティングってなんですか?
クロスサイトスクリプティング(XSS)は、入力欄などに悪意あるスクリプトを埋め込み、ユーザーのブラウザ上で不正操作を行わせる攻撃です。古いプラグインやテーマが原因になることがあります。
ゼロデイ攻撃とは?
ゼロデイ攻撃とは、修正パッチが出る前の脆弱性を突く攻撃です。更新される前に狙われるため、常にWordPressやプラグインを最新にしておくことが最善の防御になります。

正しく恐れる、それが最善の防御です

近年、自社サイトがハッキングされ、アダルトサイトや詐欺サイト、オンラインカジノ、バイナリーオプションのページへ強制的にリダイレクトされる被害が相次いでいます。こうした被害は中小企業や個人事業主でも発生していますが、まず理解してほしいのは、身代金目的の個人情報ハッキングとは全く性質が異なるということです。

多くの中小企業サイトは、さくらインターネットやエックスサーバーといった外部ホスティング環境で運用されています。顧客の個人情報は会社のパソコンや社内ネットワークに保存されており、そこに外部のハッカーが直接侵入してデータを抜き取ることは現実的にほぼ不可能です。ニュースで取り上げられるようなKADOKAWAやアサヒ飲料、ヨドバシ関連企業などの情報流出は、自社サーバーでサイトと顧客データを同居させていたことが原因です。

したがって、私たちが直面する「リダイレクト改ざん」や「不正ファイルの埋め込み」といった攻撃は、個人情報狙いのハッキングとは別物と考えて問題ありません。

WordPress救急隊がこれまで対応してきたケースのほとんどは、内部犯行ではなく「放置」による脆弱化が原因でした。サイトを作ったまま更新せず、PHPやWordPress本体、プラグインを長期間アップデートしていなかった。あるいは「更新方法がわからないから」と放置していた——。このような環境が最も狙われやすいのです。

しかし、これらの被害は日頃の管理と意識で十分に防ぐことができます。サイトがビジネスの売上を支えているなら、改ざん被害は直接的な損害になります。たとえECサイトでなくても、採用や広報目的でホームページを運営している場合、被害は信用問題に直結します。もし求職者がアクセスした際に、会社サイトが海外の怪しいページへ転送されていたら——、その瞬間に応募を取りやめるでしょう。

そうならないために必要なのは、「正しく恐れる」こと。ハッキングは他人事ではなく、常に起こりうるものとして備えることです。WordPressやプラグインを最新に保ち、アクセスログや管理者アカウントを定期的に見直す。そして、万が一被害にあった場合に迅速に動ける体制を整えておく。この意識が、最大の防御になります。

WordPress救急隊では、未然防止のためのセキュリティ対策から、万が一の復旧対応までを一貫して行っています。365日年中無休でサポート体制を整え、常に最新の攻撃手法と対策を研究しています。被害を恐れるのではなく、「正しく恐れ、備える」——それが、あなたのサイトを守る最も確実な方法です。

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