ブログ

WordPressの保存できないトラブル解決

WordPress救急隊に寄せられるご質問で多いのがWordPressで画像や記事を保存できないといったご相談です。

WordPressで「保存に失敗しました」というエラーが発生する場合、いくつかの原因が考えられます。一般的に以下の通り、原因を探っていくと解決することが多いです。

1.キャッシュのクリア: ブラウザのキャッシュをクリアしてからもう一度試してみてください。キャッシュが原因で古いデータが干渉し、保存がうまくいかないことがあります。

2.プラグインの確認: 使用しているプラグインが原因でエラーが発生している可能性があります。全てのプラグインを一時的に無効化してから、一つずつ有効化していき、問題の原因を特定してください。

3.テーマのチェック: 使用しているテーマが最新でない、または互換性の問題がある場合、このようなエラーが発生することがあります。標準のテーマ(例:Twenty Twenty-One)に一時的に切り替えて問題が解消するか確認してください。

4.サーバーのリソース: ウェブサーバーのリソース不足が原因である可能性も考慮に入れてください。サーバーのエラーログを確認し、必要であればサポートに問い合わせてみてください。

5.PHPのバージョン: 使用しているPHPのバージョンが古い、またはWordPressの最新バージョンとの互換性がない場合、このような問題が発生することがあります。PHPのバージョンを確認し、必要に応じてアップグレードしてください。

6.データベースの問題: WordPressのデータベースに問題がある場合も考えられます。phpMyAdminなどを利用してデータベースをチェックし、必要に応じて修復を試みてください。

このなかで意外に多いのが4.サーバーのリソースの問題です。

さくらインターネット、エックスサーバー、ロリポップ、お名前ドットコム、ConoHa、GMOクラウドなど、大手のサーバー会社であると殆どその心配はありませんが、プロバイダ契約に付随してくる無料のサーバーなどですと容量が小さく、すぐに一杯になって保存ができなくなります。社内のお知らせなど簡単なものであればその手の無料サーバーでもよいとは思いますが、本格的にホームページやブログを運用するのであれば大手サーバー会社を契約してください。

6.のデータベースの問題がWordPressの操作に慣れていないと一番難しいと思われます。データベースの問題が原因でWordPressで保存に失敗する場合の対処方法として、まずwp-config.phpファイルを確認し、データベースのユーザー名、パスワード、ホスト名が正しいか確認します。次に、WordPressの機能を使用してデータベースを修復します。これを行うには、wp-config.phpファイルにdefine('WP_ALLOW_REPAIR', true);を追加し、その後、ウェブサイトのURLに続けて/wp-admin/maint/repair.phpにアクセスして、データベースの修復と最適化を行います。さらに、phpMyAdminを使用してデータベースのテーブルに問題がないかを確認し、必要に応じて修復作業を行います。

これらのステップを実行しても問題が解決しない場合は、弊社のようなWordPressの専門家に相談することをお勧めします。

なお、特にお名前サーバーを利用されている方で多いのがWeb Application Firewall、通称WAFの設定により保存ができないことがあります。WAFはウェブアプリケーションのセキュリティを強化する目的で使用されますが、時にはユーザーによる正当なリクエストであっても大量の画像やリンクが大量に貼られた記事を誤ってブロックしてしまうことがあります。

このような場合、WAFの設定を見直し、WordPressからのリクエストが適切に処理されるように調整する必要があります。これにはWAFの一時的な無効化やログの確認、設定の調整などが含まれます。正当なリクエストがブロックされていると判断された場合は、WAFの設定を変更して問題を解決します。WAFの設定は複雑であり、誤った調整が新たなセキュリティリスクを引き起こす可能性があるため、必要に応じて専門家の支援を求めることも検討すべきです。

WordPressの保存で困ったら

お気軽にWordPress救急隊にご相談ください。

最短1時間で復旧!

TEL 050-3512-9325

年中無休 9:00~21:00

関連記事

ページ上部へ戻る